MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定支援コンサル利用のメリットを解説!
- 神田遼
- 4月7日
- 読了時間: 5分
更新日:6月19日

「“MVV作り方”でいろいろ検索してみたけど、実際にどうやって作ればいいのだろう?」
「‟MVVの策定”に特化した専門サービスなんて本当にあるの?」
ミッション、ビジョン、バリューの用語はよく耳にするし、勤めていた会社でもあったので、何となくは知っている。しかし、いざ自分で作ってみようと思うと、何から手を付けたらよいのか分からない…。
実は、このような悩みに直面する企業は少なくありません。ミッション、ビジョン、バリューを明明確にすることは、現代ビジネスにおいて企業の指針を示す重要な要素です。
この記事では、MVVの重要性と、それを策定する際に専門サービスを利用するメリットをわかりやすくご紹介します。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は会社を動かすエンジンそのもの
そもそもなぜ、MVVが重要と言われるのでしょうか?
それは、ミッション・ビジョン・バリュー、いわゆる「経営理念」が会社を動かすエンジンそのものだからです。
ここで、よく知られる「3人のレンガ職人」のエピソードをご紹介します。
ある日、レンガを積んでいる3人の男性に「何をしているのですか?」と尋ねると、以下のような答えが返ってきました。
・Aさん:「見てわかるだろう、レンガを積んでいるんだよ。」
・Bさん:「家族のために働いているんだ。」
・Cさん:「ここで祈りをささげる人々のために、大聖堂を建てている。素晴らしい仕事だ
よ。」
この中で、Cさんが最もモチベーション高く、高いパフォーマンスで仕事をしている様子が容易に想像できます。
このエピソードが示すように、「存在意義」「使命」「実現したい未来」「行動指針」を明確にしていれば、従業員の内発的なモチベーションを引き出し、結果的に組織全体のパフォーマンスを向上させるのです。
MVV策定支援サービスを利用する3つのメリット
MVVは一人でも、また社内メンバーだけでも作成することが可能です。
では、それでもなぜ策定支援のサービスを利用することが重要なのでしょうか?
その最大の理由は、盲点に陥るリスクを防ぐためです。
例えば、社会的な課題を解決する取り組みを理念に落とし込もうとしていたある企業様。
いつの間にか投資家目線へのメッセージになっていて、「GDPへの影響」をビジョンに盛り込んでしまいました。結果として、お客様からは「お金儲け主義っぽい」と受け取られてしまうリスクが生じました。
本来お客様に伝えたい真意からズレてしまい、「お客様目線」が抜け落ちてしまうことは少なくありません。
このような視点のズレを防ぐために、MVV策定支援サービスを活用することで、理念の本質を正しく表現し、社内外の共感を得られるMVVを策定することが可能になります。
では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
|MVV策定支援サービスを活用するメリット
専門知識の活用による確かなサポート:
経営理念策定の効果的なプロセスを熟知した専門家が、企業の独自性や状況に即した支援を提供します。
理念の本質を深掘りする客観的な視点:
プロによる客観的なフィードバックによって、創業者が込めた「真意」を明確に表現し、企業のアイデンティティを強化します。また、理念が社員やステークホルダーに共感を得やすい形に磨き上げられます。
効率的な策定:
限られた時間の中でプロセスを効率化し、質の高いアウトプットを短期間で得ることが可能です。適切な進行管理により、計画的かつスムーズに理念策定を完了させます。
あなたの企業はどこが最適?
企業別に見る経営理念策定サービスの選び方
経営理念策定サービスを提供している事業には、さまざまな種類があります。
たとえば、経営コンサルティング会社、ブランディング会社、経営理念策定支援専門サービス会社などです。
では、どのタイプの会社に依頼するのが最適なのでしょうか?
ここでは、それぞれの特徴やメリットを解説します。
◆経営コンサルティング会社
特徴:
経営全般のコンサルティングの一環として経営理念策定の支援を行うケースが多い
ゼロから新たに策定するよりも、既存の理念をブラッシュアップしたり、社員数が多い企業向けに、社内浸透を支援するサービスに重点を置いている場合がある
料金:高め
経営戦略の要素を含むことが多いため、月額単位でコストがかかる場合があります。
(顧問契約型コンサルティング:20万円~60万円/月)
こんな企業におすすめ:
既存の経営理念をさらにブラッシュアップしたい企業
多くの社員に理念を浸透させる施策を併せて行いたい企業
◆ブランディング会社
特徴:
ブランドコンセプトを中心に支援を行い、マーケティング視点やトレンドを取り入れて提案
完成した経営理念の発信方法(例:HP制作や会社案内)までサポートがある
料金:依頼範囲によって変動
依頼する内容により料金が大きく異なります。
(ブランディングの一環として経営理念策定:100万円以上)
こんな企業におすすめ:
ブランドコンセプトの策定に重点を置きたい企業
HP制作やロゴ作成など、ブランドイメージの可視化も含めて依頼したい企業
◆経営理念策定に特化した専門サービス会社
特徴:
ゼロからの経営理念策定に特化
創業者の原体験や起業の背景を深掘りし、コアメンバーと密に連携しながら構築
料金:手の届きやすい価格
専門特化型のため、比較的コストを抑えられる場合が多いです。
(10万円台~)
こんな企業におすすめ:
経営理念をゼロから策定したい企業
ブレない軸を確立したい企業
創業間もなく、予算を抑えたい企業
MVV作成は、企業の“核”を言葉にする大切なプロセス
MVV作成の進め方や頼るべき相手は、企業の規模やフェーズによって異なります。
専門サービス、ブランディング会社、コンサルティング会社――。
自社に合ったパートナーを選ぶことで、MVVは“掲げる言葉”から“動かす力”へと変わります。あなたの企業らしい一歩を、最適なかたちで踏み出してみませんか。
Self Knotsでは、経営理念策定に特化した専門サービスを提供しています。
ゼロからの理念作成をプロの視点で徹底サポート!今すぐ無料相談はこちらから!
